紅葉がよく似合う戦国奈良の「夢の跡」
「奈良七重 七堂伽藍 八重桜」
今回は奈良県のご紹介、ということで、まずは雅な感じで一句挙げてみました。これは江戸時代の俳人・松尾芭蕉の句。多くの古刹が残る奈良の春の美しさを詠んだものです。
ちなみに芭蕉といえば「夏草や 兵(つわもの)どもが 夢の跡」なども有名ですね。これは岩手の平泉で奥州藤原氏の栄華を偲んで詠んだ句ですが、「兵どもが夢の跡」というフレーズは、むしろ戦国時代の城跡のほうが似合いそうな気がしませんか?
そういえば奈良県は、文字通り奈良時代あるいはそれ以前の古代の印象が強く、「奈良へ城を見に行こう!」という人は少ないかもしれませんね。でも、あるんです。それも、八重桜より夏草より、ちょうどこれからの紅葉がよく似合う、日本一の山城が。
それが今回注目する奈良県の城、高取城です。
歴史的背景としては、南北朝時代に越智氏により築かれ、戦国時代に大和国領主となった豊臣秀長(秀吉の弟)の命により近世城郭として大改修、本多氏・植村氏などが城主を務め……
と、ややマイナーな武将の名ばかりで少々インパクトに欠けるものがありますが、かえってそこが良いところ。余計な知識に邪魔されず、ただただ純粋に「兵どもが夢の跡」としての城跡の姿を楽しめばいいのですから。しかも、そうやって予備知識もなく訪れた人をもとりこにするだけの迫力と美しさを備えているのが、高取城の魅力なんです。
先ほど、高取城は「日本一の山城」と書きました。一般的に日本の城は、山の上に築かれた「山城」、平地に築かれた「平城」、小高い丘とその周辺を含めて築かれた「平山城」に大別されます。山城と平山城の違いが微妙ですが、城郭内の麓から本丸までの高低差が100m以上あるものを山城と呼ぶ、という基準もあるようです。
そんな中、標高約583mの高取山に築かれた高取城は、高低差がなんと390m。これは全国の山城の中でも最大で、城郭全体の総面積は約6万uという、とんでもない広大な山城なのです。
現在は天守や櫓など建造物は何もなく、復元もされていません。でも、山頂一帯に累々と積まれた石垣群が連なる姿は、ヘタな復元などされるよりよほど神秘的。古墳などとはまた違った、無骨な「遺跡」感を漂わせています。
特にこれからの時期、燃え盛るような紅葉に彩られたその景観は、まさに夢の跡という比喩がピッタリ。山頂までハイキングコースとして整備されていて、木々の間を歩いていると突如現れる高石垣に驚かされたり、山頂でお弁当を広げたり……歴史散策なんて気負わなくても、気軽に秋の奈良を満喫できます。
高取城で紅葉狩りを楽しんだ後は、山腹にある壺阪寺もぜひ立ち寄りたいポイント。創建703年、西国三十三所の第六番札所で、一時衰退したものの高取城主の庇護を受けて復興したという古刹です。
ここには大観音像や大涅槃像など大きな仏像がいくつもありますが、どれもパッと見た瞬間、他のお寺で見るものとはどこか違う印象が。というのも、壺阪寺の仏像類の多くはインド由来の石像で、全体的に白っぽいんです。他にアジャンタ石窟寺院をモデルとした石の御堂や同様の巨大レリーフもあり、お寺でありながらどこか異国情緒が感じられます。
なお、壺阪寺は古くから眼病に効くお寺としても信仰を集めています。今この記事を読んでいて「目が疲れる……」とお感じの方は、ぜひ。眼病封じのご祈祷や「めせんべい」というお土産もありますよ。
雅さだけじゃない日本史の「リア充」
電車で高取城跡を訪れるなら、近鉄吉野線「壺阪山駅」が最寄り駅。
この駅から高取山へと続く土佐街道と呼ばれる町並みも、高取城の城下町として、また壺阪寺の参詣道として、往時の風情を色濃く残しています。このあたりは、そのルーツを万葉の時代までさかのぼると言われる「大和の薬売り」の町で、古い佇まいの壺阪漢方堂薬局や「くすり資料館」なども見どころ。壺阪山駅〜高取城跡の往復散策は、たっぷり一日かけて楽しみたいコースです。
……もしかしたら今、こう思われていませんか?
「確かに高取城も良さそうだけど、せっかく奈良を訪れて城だけ見て帰るのはねぇ」
だとしたら、むしろその言葉を待っていました。
説明が遅れましたが、高取城があるのは現在の奈良県高取町。ここは、東に明日香村、北に橿原市と、奈良県内でも屈指の人気観光エリアに隣接しているのです。
明日香や橿原についてはよくご存じの方も多いでしょうが、名所旧跡をザッとおさらいしてみると……
日本最古の都城「藤原宮跡」。日本最古の本格仏教寺院「飛鳥寺」。大化の改新の舞台となった「飛鳥宮跡(伝飛鳥板蓋宮跡)」。同じく大化の改新に関わる「蘇我入鹿首塚」や「藤原鎌足生誕地」。蘇我氏の大邸宅があった場所と言われる「甘樫丘」。蘇我馬子の墓(かも?)と考えられている「石舞台古墳」。天武天皇や持統天皇、文武天皇、欽明天皇などの御陵、貴重な壁画が残る「高松塚古墳」そして「キトラ古墳」──
キトラ古墳は、今年9月に「四神の館」がオープンし、期間限定で壁画の実物が見られることで再注目されていますね。ここ、住所としては明日香村ですが、実は飛鳥駅よりも、高取城跡への最寄り駅・壺阪山駅のほうが距離的には近いんです。
つまりこの一帯は、奈良らしい古代ロマンも戦国時代の兵どもが夢の跡も、いっぺんに楽しめるエリアなのです。
レンタサイクルを利用すれば、先述したような名所旧跡を好きなように回ることができますし(ただし高取城跡まで自転車で行くのはさすがに困難。何しろ日本一の山城なので)、飛鳥駅前では2人乗りの超小型電気自動車「MICHIMO(ミチモ)」のレンタルも行っています。
また、このエリアには宿泊施設も趣向を凝らしたものが多く、たとえば明日香村には、各部屋に「馬子」「鎌足」「太子」などゆかりの人物の名前が付けられた「祝戸荘」というユニークな宿が。ちょっと笑ってしまいそうですが、まさにゆかりのこの土地でこうした名の部屋に泊まるのは、妙なリアリティがあってワクワクしますよ。
近ごろ巷では「リア充」なんて言葉をよく聞きますが、奈良県は教科書の文字や写真でしか知らなかったことをリアルに体感できる、言わば「日本史のリア充」が楽しめる県。それも、一般的にイメージされる古都としての雅さだけでなく、戦国時代の城跡もあり、南北朝時代の南朝が置かれた吉野もあり、さらに県南の山間部には修験道の奥駈道や熊野古道もあり──
知っているようで、まだまだ未知の領域を秘めた奈良県。その多彩なリアルに触れるひとつのアプローチとして、「奈良へ城を見に行こう!」の旅、オススメです。


大和郡山城
奈良市の西隣・大和郡山市にある城。大和では最大規模の城郭と言われ、高取城の大改修を命じた豊臣秀長が城主を務めたことでも名高い。追手門や櫓が復元され散策道も整備されているが、天守はない。だが天守台に来年3月展望施設が完成し、広大な奈良盆地の眺望を楽しめるようになる予定。
城の周辺は、秀長が秀吉のために作らせた和菓子を今も作り続ける老舗「本家菊屋」をはじめ、城下町の風情が漂う。また大和郡山といえば、有名なのは金魚。江戸時代から金魚養殖が盛んで、金魚すくいの全国大会も毎夏開催。電話ボックスや自動販売機の中を金魚が泳ぐオブジェが町中にあったり、至るところ金魚づくし。夏に限らず一年中金魚すくいが楽しめる店もある。

多聞城
奈良市内にある城跡。我々が知る一般的な城の姿は信長の安土城が先駆けとされるが、実は安土城は松永久秀が築いたこの多聞城を参考に作られたとも言われる。今は跡地を示す石碑のみだが、歴史的に重要な城。
多聞城跡があるのは、元興寺を中心とする「ならまち」界隈からやや外れた「きたまち」エリア。ならまちに比べ静かだが、それだけにゆったり散策でき見どころも多い。コスモスで有名な般若寺、奈良で最も古い牧場・植村牧場、鹿せんべいの製造元・武田商店、また明治時代に建てられた奈良少年刑務所は来年3月刑務所としての役目を終え、新たな観光名所となる可能性も。町全体を「きたまちまちかど博物館」として見学を受け付けている店や施設が多いのも魅力。

信貴山城
大阪府との県境、素朴な風土が魅力の平群町にある城跡。生駒山系に属する信貴山山頂に築かれた山城で、上述の多聞城を築いた松永久秀が堅固に改修した。
現在は土塁や堀などを残すのみだが、信長と対立した久秀がこの城に立てこもり、信長が欲しがっていた茶釜「平蜘蛛」に爆薬を仕込んで爆死するというドラマチックな出来事があった場所として注目の城。地元では「まぼろしの天空城」とも。ちなみに久秀は奈良の大仏を焼いた人物としても知られる。
城跡近くにある信貴山朝護孫寺は聖徳太子ゆかりの寺で、この山を「信貴山」と名付けたのも聖徳太子と言われている。境内には設備の整った宿坊もあるので、ぜひ利用したい。
奈良県東京事務所
◇奈良県をもっと知りたくなったら…奈良県観光公式サイト「あをによし なら旅ネット」
http://yamatoji.nara-kankou.or.jp/
http://www.mahoroba-kan.jp/
南大阪線・吉野線 観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」
今年9月にデビューしたばかりの、大阪阿倍野橋から橿原神宮前や飛鳥、壺阪山などを通って吉野まで走る観光特急。2列+1列のゆったりした座席やバーカウンター、沿線の食材を使った車内販売など、贅沢な大人の列車旅が手頃な価格で楽しめる。
http://www.kintetsu.co.jp/senden/blue_symphony/
※人気商品等、掲載商品が終了している場合もございます。何卒ご了承くださいませ。
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- stage.44 宮崎県
- 南国イメージが強いけど、それは一つの比喩。穿った目で見れば、もっと違った姿が見えてきます。
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- stage.43 三重県
- 何地方かなんて、どうでもいい。そう大見得を切っても良いくらい、独立した魅力ある街の集合体。
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- stage.42 福井県
- 幸せって何だろう?そんな疑問符、クイズみたいに正解はないけど、ヒントなら見つかりそう。
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- stage.41 大阪府
- 歴史を歴史で終わらせない。「おお、盛んに近ごろ新しいことを打ち出してるな」と驚くはず。
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- stage.40 島根県
- どこにも似てないし、真似もできない。ここにしかない魅力を、歴史との繋がりで見てみよう。
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- stage.39 埼玉県
- アニメに限らず、お好きなテーマで聖地巡礼してください。たまには興味外のジャンルにも触れたりしつつ。
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- stage.38 宮城県
- 観光も食もイベントも、この人とは切り離せません。大人気の戦国ヒーローの偉大さを改めて実感して。
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- stage.37 富山県
- えっ!注目してなかった?ここにも目を向けなければ、「加賀百万石」の本当の魅力は見えませんよ。
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- stage.36 岡山県
- 「クセがすごい!」とツッコミながら歴史を学び、注目の「天空の城」を満喫。地名クイズも楽しめます。
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- stage.35 茨城県
- 「のびしろ」なら、負けない。それが強みと思ひ立ち、ユニークなキャッチコピーを掲げてます。
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- stage.34 大分県
- 名実ともに「おんせん県」。そのイメージが強いぶん、後手に回った隠れた魅力が気になります。
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- stage.33 秋田県
- 南北に伸びる武家屋敷通りをのんびり散策。あ、北の端でUターンしたらもったいないですよ。
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- stage.32 兵庫県
- 瀬戸内海沿いばかりでなく、「山」にも目を向けてもらうのが目標。誤解してた……と気づくはず。
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- stage.31 長野県
- 一足お先に「山の日」制定。県民みんなが後の世までの財産とする山々を背に、この城もまたみんなの宝。
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- stage.30 福岡県
- グルメばかり語られるこの街のウンチク。全然良いんですが、すごい歴史の奥行きにも注目を。
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- stage.29 奈良県
- 城を見にこの県へ。いや、的はずれなんかじゃありません。雅さだけが売りではないので。
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- stage.28 静岡県
- 「この城に行けば出世する」が大名たちのジンクス。そのご利益に、あなたもあやかってみては?
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- stage.27 福島県
- 修学旅行で行った思い出がある?……まあ、いづれにしても子どもじゃわからない魅力が多いので。
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- stage.26 高知県
- あなたには「志」がありますか。この地を訪れると、さらに熱い思いが湧き上がるのを感じるはず。
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- stage.25 滋賀県
- おお、見渡すかぎりの広大な水面。母なる湖の周囲に今なお深く刻まれる、つわもの達の夢の跡。
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- stage.24 長崎県
- 天守にたどり着くまでの距離の長さ、キツいと感じてしまう人でも、ここならラクラクお城攻め。
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- stage.23 新潟県
- 義を重んじたあのヒーロー誕生之地。剛勇で純粋で清廉…そんな男になりたいなら、ぜひここへ。
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- stage.22 神奈川県
- かつて関東の中心だった街はどこかな?それは何県にあるのかな?が、わかってほしくて。
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- stage.21 徳島県
- あわよくば、首都になろう……?いえいえ、そんな意味じゃないけれど、堂々のvs宣言中。
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- stage.20 石川県
- ここ20年でどんどん江戸時代の姿に逆戻り。どうしてこんなことが可能なのかが不思議です。
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- stage.19 鹿児島県
- 雄藩であり大藩であるのに、城の印象が薄いという奇妙さ。つまりはそれこそが名君の城たる証しなので。
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- stage.18 群馬県
- 世界遺産に人気キャラ、大河ドラマゆかりの城址、有名温泉の数々……恵まれた観光資源でググッとPR。
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- stage.17 愛知県
- みんな知ってる大都市・名古屋。あ、位置はわかります?ちょこっと移動すれば、すごい国宝ありますよ。
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- stage.16 広島県
- ニッポンの海賊とは、悪者?それともヒーロー?島々を知り尽くした彼らの足跡、いや航跡を追いかけて。
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- stage.15 千葉県
- 今度の休日は、東京のとなりで遊ぼう。そうだ、近いからこそいろんな魅力が詰まっているに違いない。
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- stage.14 岩手県
- 県名の由来を聞けば、さもありなん。無骨でロックなその字面の背後から、多彩な伝説と歴史がひもとける。
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- stage.13 佐賀県
- 訪れたその日、全然なにもない跡地に城が出現? 幕末の雄藩の頃の勢いが150年ぶりに再燃するかも。
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- stage.12 京都府
- イメージの定着率は、ある意味最強。と言っても、そればっかりに目を奪われては見落としてしまうことも。
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- stage.11 北海道
- 車にバイクに列車、来春開通予定の新幹線ほか、移動手段はいろいろ。注目してなかったエリアにもぜひ。
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- stage.10 愛媛県
- みかんが有名なのは当たり前。秘めてるワケじゃないけど、城がすごいってイメージも浸透してほしい。
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- stage.9 栃木県
- 北関東に丸く広がる見どころ多い土地。餃子もいいけど、シュウマイが美味しい歴史ある街にも注目。
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- stage.8 鳥取県
- マイナスポイントを逆手に取っとります。それが案外イメージアップに効果的、なかなかのPR上手。
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- stage.7 山形県
- ナゼここにこれが?って思うこと、ありますよね。ザワザワしてる都会より、むしろ地方にお宝アリ。
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- stage.6 和歌山県
- どうしても、熊野古道や高野山に人気集中。徳川御三家のひとつだったことにもぜひ、思いを馳せて。
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- stage.5 山口県
- 江戸時代の雰囲気そのまんまで、町歩きの足取りもいい調子。有名な幕末の志士たちの足跡を追って。
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- stage.4 青森県
- 春ももちろん良いけど、紅葉も秋空の青も凛々しく映える三層天守。不思議もいっぱい和洋ノスタルジー。
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- stage.3 山梨県
- て!また街が進化してる……。何回訪れてもこぴっと新鮮。近ごろ特に変貌著しい、信玄公のお膝元。
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- stage.2 熊本県
- 400年前の築城主・せいしょこさんを県民みんながリスペクト。今なお偉大な武将に庇護されて、楽しく賑わう火の国。
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- stage.1 岐阜県
- 「大儀!」。ふと信長をまねてみたくなる、山頂からのパノラマ風景。長良川の 清流も古い町並みも、大名気分で遊び尽くそう。
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- stage.47 東京都
- たとえどんなに進化しても、そこには必ず「旧」が潜む。その振り幅をこそ楽しみたい、日本国民みんなのふるさと。
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- stage.46 岡山県
- 今度の休みは、旅に行こーか。や、まずは天気をチェック……その点は心配ご無用。なぜならここは、晴れの国だから。
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- stage.45 新潟県
- 一人あたりの日本酒消費量日本一。2位がたとえ追い上げてきても、ダントツだから抜かれることはないでしょう。これも謙信の遺伝?
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- stage.44 三重県
- 個々に貼り付けられたイメージが明瞭すぎて、全体としては見えにくい……それでも別に気にしないのが、言うなれば全体像。
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- stage.43 茨城県
- 県の魅力を知らないというなら、仕方がない。でもせめて、名前だけでもちゃんと知ってもらいばラッキーです。濁音は、つけないで。
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- stage.42 福岡県
- ○○ラーメン、○○明太子、○○どんたく……そこに入る言葉は、形があってないような? それ以外の場所も、とってもふくよかです。
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- stage.41 大阪府
- コッテコテ? 騒々しい? 外国みたい? 何はともあれ、膨らみすぎたそのイメージに、いろんな角度からツッコミを。
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- stage.40 群馬県
- ほんわか湯けむりの向こうにひそむ、たくさんの古墳群。まさしくここは、時を超えて人々を魅了する東国の中心地。
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- stage.39 福井県
- 47都道府県で、一番幸福。言うなれば理想郷……でありながら、知らないことが多すぎるのは、もったいないでしょ。
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- stage.38 愛媛県
- 熱帯魚もいれば、雪も降る。変化に富んだ風土の中、歴史的にも地域ごとに異なるルーツが。いよいよ興味津々です。
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- stage.37 秋田県
- 一度だけでは飽きたらず、二度三度と行きたくなる。だって、美女と野獣と「ビジョン」があるから。
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- stage.36 山梨県
- あこがれを抱いたら、それに向かってまっしぐら。そんな子どものようなピュアな心、あなたは失くしちゃいないかい?
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- stage.35 宮崎県
- グルメいろいろ、恋にも効く。花いっぱいで太陽まばゆく、海原の風ひゅうひゅう……ガラじゃないけどPRがんばってます。
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- stage.34 鳥取県
- 県全土が、砂だらけ……? おっとっと、緑地がないと思ったら大間違い。むしろイメージカラーはグリーンです。
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- stage.33 福島県
- 少しずつあの困難を克服し、前を向いて進んでいる。その力強さと優しさに、現地で触れてみてください。
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- stage.32 滋賀県
- それ知ってる。これも知ってる。え?それが何県にあるかって?う〜ん……。それは、湖で潤う水の国。
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- stage.31 徳島県
- ああ、四国? うどんに龍馬に渦潮に道後温泉に……慌てないで。ひとつひとつの県をじっくり見比べて。
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- stage.30 富山県
- その名をじっと見ていると、山に愛されてるなあと感じる。ちょっとヨーロピアンな清々しき北陸の国。
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- stage.29 佐賀県
- 「な〜んもなかもんね」なんて、その奥ゆかしさが関心をそそる。隠してるワケじゃないけれど、良いモノいっぱい持ってます。
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- stage.28 静岡県
- 気候も県民性も、何だかホッとする、頑張りすぎない、良い意味での脱力系。気に入ったら、そのまま居着いちゃってください。
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- stage.27 奈良県
- 修学旅行で訪れたことがあるってだけなら、ぜひもう一度。視野も知識も広がった大人だからこそ感じられることも、山とあります。
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- stage.26 宮城県
- 震災のことを思えば、気軽に遊びに行っていいのかどうか……。そんな遠慮はいりません。大事なのは、現実を知ることだから。
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- stage.25 山口県
- 歴史ファンはもちろん、食通やハイキング好きや恋する乙女や……間口を広くあけてゆったり迎えてくれる本州最西端。
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- stage.24 岐阜県
- 県名にはちょっと変わった漢字が使われてますが、それもまた魅惑的な、歴史と自然のギフトに満ちた宝箱。
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- stage.23 栃木県
- 定番観光地・日光も良いけれど、食をテーマに街道を歩くと、ちぎり絵みたいな全県図が見えてきます。
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- stage.22 熊本県
- 九州新幹線&ローカル線の観光列車で、もっと楽しく。ま、もともと観光資源が豊富なんですが。
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- stage.21 香川県
- うどんの美味しさ抜きにして、この県を探ってみれば、“それだけじゃない”何かがわかるかな。
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- stage.20 神奈川県
- 内からも外からも、印象が薄いと思われがち。街々の個性が際立ちすぎて、県としてのすごさが見えづらいから?
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- stage.19 島根県
- 「縁が結ばれるならどんな苦労も惜しまねぇ」とか、そこまで必死じゃなくても、気軽に行きたい神々の国。
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- stage.18 岩手県
- 少しずつ、でも確かに、よみがえりつつある。いつの日か、みんなで復興を祝ってあげたいから。
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- stage.17 沖縄県
- よそ者にはあこがれの的となり、県民には深く愛される。不思議なまでの求心力の理由、急に知りたくなりました。
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- stage.16 長野県
- 県民みんなが歌える歌。その歌詞と歌声が、まぎれもないその県の特色であり、絆であり、歴史なのです。
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- stage.15 和歌山県
- 1000年前から「リゾート地」。奇異に聞こえるかもしれませんが、「常春の国」はいつの世も人々のあこがれ。
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- stage.14 大分県
- 「地獄巡り」なんて温泉の名前が強烈で、他のところはあんまり知らない。そんな人が多い他県民へ。
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- stage.13 山形県
- 人の横顔みたいな整った形をしてるけど、その中身はくっきりはっきり4分割。では、参りましょう。
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- stage.12 埼玉県
- なんとなく観光イメージが薄い気がしていたけれど、知れば知るほど笑顔が咲いた。まさに穴場の彩の国。
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- stage.11 兵庫県
- 魅力的な場所がいっぱいあるけど、県全体としては、どう捉えていいかイマイチわからない。どんな標語が似合うかな?
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- stage.10 石川県
- 県名よりも、県庁所在地の名前の方が有名な県。ひとつのキーワードで、県全域を広く眺めてみてはいかが。
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- stage.09 広島県
- 日本らしい何かに触れたくなったら、この県へ。食に自然に文化に歴史に、飽きることがありません。
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- stage.08 青森県
- 4つの海に囲まれた、本州最北の県。海の幸を使った郷土料理を、タラふく食べたい。あ、大盛りで。
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- stage.07 鹿児島県
- 九州のいちばん南にあるけど、南国イメージとはちょっと違う。じゃあどんな県? じっくり観察まったり観光。
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- stage.06 千葉県
- 花のお江戸のお隣さん。それなのに、それだけに、微妙な立場に置かれたこの県に、もっと光を。
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- stage.05 長崎県
- ニッポンの歴史上ではかなり重要な場所だけど、その名が先に立ちすぎて、ホントの魅力はまだまだ未知数。
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- stage.04 京都府
- 語り尽くされた感のある超メジャー観光地。でも視点を変えれば、昨日までとはまったく違った今日が見えます。
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- stage.03 愛知県
- 東京と大坂の間で、独自の文化を育む愛知県。名古屋を知ればそれでおわりじゃありません。
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- stage.02 北海道
- 物産展などで、すっかりおなじみの北海道。でも知れば知るほど、実は奥がふっかいどう。
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